2017/01/03

2016年、走り納めは西伊豆で。


11月に納車となった我が「911 Carrera S(タイプ991)」ではありますが、その後もちょこちょこ走りに出かけ、体にその挙動を染み込ませています。

最初は恐ろしかった独特の挙動にも慣れ、最近ではやっと前のM3時代に近いペースを出せる様になりいよいよポルシェを走らせるという趣味の領域へ足を踏み込ませることができてきた印象です。特に最初怖いと思っていたショートホイールベースの4輪の動きは、慣れれば腰に近い場所で4輪の動きを察知できるため、逆に車両にかかっているGやタイヤのよじれなどのインフォメーションをより高い精度で知ることができるイメージに変わってきました。これは今回のツーリングで更にクリアなイメージとなりましたので、もっと慣れれば走る上で強い武器になる気がしています(まぁ、その弊害で「怖っ!」っていうインフォーメーションが伝わってくる事もあるんですが・・・)




ということで、新年のご挨拶と前後しますが2016年の大晦日、まだ街が完全に眠っている時間帯に起きだした私は、年の瀬ながらも強烈な寒さまでは行かない真っ暗な都心の街を歩きながら駐車場で眠る911の目を覚まします。




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車両の電源を入れれば一瞬で目の前に広がる明るいキセノンの灯りは短い時間でキャリブレーションを果たしレディポジションに収まります。次の瞬間キーをもう一捻り右へ回せば短いクランキングのあと背後からフラット6が起動するサウンドが聞こえ、一呼吸のちに猛烈な低域を伴い4本のテールパイプから高圧で放たれる暖気時のエキゾーストサウンドがボディ全体を包みます。




外気温は摂氏5度、どうもポルシェの外気温度計はセンサー位置の問題か、実気温より1.5〜2度高めに表示するクセがある印象ですので、実際は3度台の気温だと思われます。・・・油温も摂氏5度、水温に至っては4度です。一晩置いておくとほぼ水温は外気温に揃いますので、外気温はやはり3度台後半なんだろうな、と思いながらギアをエンゲージ。極低回転で表通りまで出たところで車を止め、タバコを一服しながらわずかながらの暖気を継続します。

この頃には既にアイドリング回転数は700rpm前後の落ち着いたものとなっており、水温が先にグングンと数値を高めて行きます。煌々と光るインストゥルメントに加えて、私の車には「インテリアライトデザインパッケージ」が備わっていますので、リーディングライト周辺やサイドポケット、フロアなどを中心にうっすらとLEDによる白色の環境光が室内を照らしています。




再び車内に戻り、PDKのセレクターを「1」にエンゲージした後、まずは近所の首都高入口から高速へ合流し一路御殿場を目指します。

年末の東名高速は予想に反してこのクソ早朝にも関わらず、ソコソコのトラフィック量でペースが上がるんだか上がらないんだか微妙な状態です。とはいえ大量の帰省、行楽車両の中に紛れる一部の好事家達の車両同士で楽しみます。特に強烈なイタリアンサウンドを撒き散らし(失礼)ながらかっ飛んで行く「マセラティ グランツーリスモ」、明るいブルーのメタリックが早朝の碧に混ざり妖艶な雰囲気を醸し出す「ポルシェ 997 GTS」、直6ターボの低いドスの効いたサウンドで周囲を威圧する「BMW M4」などが入り混じってトラフィックを先導して行きます。

まったくの他人ですが、早朝や深夜の高速でこの手(笑)のクルマに遭遇した時のお互いのコックピットの雰囲気ってだいたい同じなんだろうなぁ・・・と思いながら、ゆるいタンデムを形成し気づけば「足柄SA」です。・・・私はここで「リッター154円」とかいう「気でも触れたのか」と思える様な金額のセレブハイオクを911のタンクに満たし「御殿場IC」で降りることとします。




近くのコンビニで軽くパンをほうばり、暖かいコーヒーでしっかりと目を覚まします。さすがに麓とはいえ御殿場の外気はキンキンに冷えており周囲の土には霜柱が見て取れます。地元の車がコンビニに入ってくると外装からウインドーまで見事に凍り切っている様子をみるにつけ「この後の道大丈夫なんだろうか・・・」とだいぶ不安な気分になるのは避けられません。

とはいえ、ウダウダしていても始まらないので路面状況に注意をしながら山を登って行くこととします・・・が、やっぱり半凍結(笑)。滑る領域までは行きませんが、気を良くしてペースをあげたら一気に裏切られる感タップリの路面に戦々恐々としつつも「K401(長尾峠)」→「箱根スカイライン」へと道を進めます。




「箱根スカイライン」入口では朝日を浴びて色を変えつつある霊峰富士が美しく背後に浮かび上がります。この季節のここにしては暖かい気温のほうだと思いますが、外気は推定マイナス2度(オンボード表示ではジャスト0度)、急速に冷やされていったボディ表面の雰囲気に寒さが伝わってきます。

この頃には当然水温、油温ほか作動系の温度は完璧になっていますので、路面状況さえよければ最も車両のパフォーマンスが良い環境でしょうね。




この段階でちょうど7時頃だった気がしますが、箱根スカイラインは「8:30」から料金所が営業を始めますのでこの時間帯は無料で進入が可能です。どこへ行っても有料な箱根界隈を考えると少しでも無料で通過できるのはまぁ、ありがたいですね(笑)。ちなみに「芦ノ湖スカイライン」は7:00から、「ターンパイク」は5:30からです、運営会社によってここまで違うとはなぁ。




富士山、綺麗っすね。1度しか登った事ないですが、年中空からはその姿を拝ませていただいています。そういえば麓でやっている自衛隊の「富士総合火力演習」も何度か見学させてもらいましたが「一◯式戦車」の実弾射撃はハンパないっすね・・・。発車した瞬間に客席まで衝撃波が襲い、ぶっ飛ばされそうになります(笑)。

さて、箱根スカイラインも同様にやや凍結な路面です。ペースを上げなければ何も起きませんが、調子こいちゃうと一気に悲惨な末路が待っている感タップリな挙動を時折見せてくれます。・・・普段はかっ飛ばして通り過ぎてしまうこの道ですが、時間帯も時間帯で貸切状態なので途中のパーキングに止まってみることにしたんですが、これが大正解。




片方には富士山が朝日を浴びて神々しく聳えていますし、反対側へ登り見下ろしてみると・・・。




芦ノ湖の朝焼けが拝めます。元旦のご来光ではないですが、2016年最後のご来光ですね。黄金色に輝き始める湖面と、箱根の山々が静かなるも迫力のあるコントラストを見せてくれます。・・・ちなみに、我々の様な趣味の人には大層なじみ深い場所の一つである「大観山」は中央右側奥らへんがその場所です。あっちがわの斜面を駆け上がってくるのが「ターンパイク」だっちゅーことですね。まぁ、この時期は恐ろしいくらい頂上付近は走れたもんじゃなさそうです、早朝。入口が晴れてても、頂上付近が雪なんてざらですしね。




大晦日だっちゅー、なんとも物好き且つ反社会的?な日の早朝にこんなところに来ているので当然ながら「まったくクルマは走ってません」。

なので写真も撮り放題。まぁ、普段から箱根SLは他の「芦スカ」や「ターンパイク」、「伊豆スカ」などと比べれば交通量が少ないので穴場といえば穴場だとは思いますが、ここまで誰もいないと最高です。早起きしてよかった。・・・とはいえ、写真からも伝わってくるものがあるかと思いますが、アホみたいに寒いです。運がよかったのはこの日はほとんど無風だった点。なので、寒いけど外にいても耐えられるレベルなんです。

このまま芦ノ湖スカイラインへつなぎます。個人的に芦スカはリズムが苦手な道の一つ。リズム的には箱スカや、伊豆スカがちょうどいい感じです。なのでミューが低い状態の今朝は芦スカはやや守って走ります(笑)。一番地元スペシャルが登場する道なので、特にそういう方々に出くわさない事を祈りながら。




普段こんなところで写真撮らないので、空いていることを言い訳に今日は撮ってみます。・・・とはいえ、本日の本当のお目当ては「西伊豆」。ここから一気に西に舵を切りトラバースして行きます。

まずは芦スカ終点から「R1」へ入り「函南方面」へ抜けて行き、そこから「伊豆中央道」&「修善寺道路」の伊豆縦貫道セットを活用し「修善寺IC」を降りた直後一気に「K18」を使って西進、「西伊豆スカイライン」を楽しみます・・・が、北面は恐怖の半凍結(汗)。徐々にペースをあげるものの、北面全域に多く見られる「超頼りないワイヤータイプのガードレール」と、その先に見える「谷底」が薄暗い山の天気と相まって最高に「不安」だったりするので、一旦海岸線へ脱出しようと「船原峠」で「K411」を経由し「R136(西伊豆バイパス)」へ離脱、伊豆の西海岸線へ出ます。




海岸線は予想外にクルマが多く、部分部分しかペースがあげられませんが、燦々と降り注ぐ太陽の光を浴びて心地よい走り納め感が漂います。ちょっとした隙間を見つけてダッシュをかけると、猛烈に強い後ろ足の蹴り出しに支えられ小気味良く速度を乗せて行きます。この「レディ・・・ゴー!」の瞬間移動感は、車重やボディ剛性の絡みもありますが圧倒的にM3よりスパッ!と速度が乗って行く感じが心地よいものです。




松崎に至る手前の「浮島(ふとう)海岸」で小休止。この辺は日没時間に来ると最高でしょうね。隣にはまさに「サンセットリゾート」という名の宿もあるくらいで、テレビロケのメッカとしても知られています。午前中は見事に日陰ゾーンですのでこういう感じの写真撮影にはすんげぇ向いてないですがね・・・(汗)。しかも私のクルマは日陰に置いちゃうと完全に写真上は沈んでしまいますので「真っ黒なポルシェ」に見えてしまうのです。

この後「田子」から「松崎」へ抜け、タバコ休憩をした後に東京へ向けた帰路がスタートです。さすがに大晦日、全日家を空けるわけにはいかないので早々に撤収となりますわな。

日が照ってきて路面状況も好転しているでしょうからほぼ往路を逆走する形で帰ろうと思っていたんですが、途中ナビをみていると気になる道が表示されています。西伊豆内陸部はあまり詳しくないので、これも何かの縁だろ?と直感に任せステアリングを切り込んだのは「K410」の仁科峠越えのルート

・・・が、この道、想像以上の快走路でトラフィックも少なくペースを上げられます。だいぶ実戦配備に問題がないくらいのコントロールが出来てきた左足ブレーキで右へ左へタイトなコーナーをこなして行き、時には1速まで落とせる低速コーナーの立ち上がりでグイッと踏み込んだRRならではの加速を楽しみます。丁寧に踏めば1速で高低差のあるタイトコーナーの立ち上がりでも空転するタイヤが横に流れず、斜め前というか限りなく前に足を掻いて行くトラクションは使いこなせば最高に面白そうです(※使いこなせる訳ではありません・笑)。


「いやー、この道面白いわ〜」


とスパスパPDKをシフトしながらヒルクライムを楽しみ、2速の右コーナーを立ち上がってちょこっと長めのストレートで速度を乗せて行こうとしたその時、高速で流れてゆく景色の中になんだかどこかで見たことのある車列が止まっていることに気づきます。




合計20Podのブレーキをググググッ!と効かせて通りすぎそうだったその車列の横に車を進入させればやはり・・・。

止まっていたのは先日の「房総ツーリング」でご一緒したwata氏ご一行です(笑)。
どうやらwata氏は30日からお仲間さんたちと泊りがけで西伊豆ツーリングに来ており、その帰路にこの仁科峠越えを選んでいたようで、偶然小休止しているタイミングにあっしの911が下から登ってきたと(笑)。


一体いい大人が大晦日に西伊豆で何やってるんでしょうねぇ・・・。




ちょうど天城牧場へ向けさらなるヒルクライムが始まる直前の休憩地点ですが、この写真でいかに大晦日のこの日の伊豆が「走り放題」に最適な天候だったのかが分かっていただけると思います。眼下には恋人岬や土肥の街が望め、視界の奥に見えているのは三保の松原あたりですね。

偶然合流することとなったご一行の方々にご挨拶をし、しばしの車談義に混ぜてもらいます。・・・が、並んでる車がなかなかコア(笑)。なんか「クルマが好きなんだなぁ〜!」っていうラインナップです。




手前のあっしの911は置いといて、その奥には房総ツーリングでも登場したwataさんの「918 Boxster」、そして奥にはM郎さんの「BMW M235i」、そしてその奥にはsuite-spiralさんの「RUF Rt12」、一番奥にはShimaさんの「ALPINA Roadster」という布陣です。今話題の「BMW M2」よりも先にリリースされていたM235iですが、コレ異常に直線速いです(笑)それをこの後のタンデムで知ることとなります。最高出力326ps/5,800rpm、最大トルク45.9kgm/1,300-4,500rpm(車体重量:1,550kg)というスペック以上の速さを感じた大きな要因は出っぱなしの最大トルクだろうなぁ・・・。

そしてさらにキワモノとしてそのボディーカラー含め圧倒的な威圧感を放っているのは「RUF Rt12」っす。聞けば国内には5台、そしてこのブラッドオレンジに塗られたマシンはこれだけとのことで、こんな峠で偶然見つけるなんざぁ恐ろしい幸運にも程があります。最高出力は650馬力保証(!)とのことで、保証なので実際はそれ以上の出力をベースに生産されているんだろうとのこと。最高速は361kmhにも達し、おいおい一体どこでそれ出すのよ?というグローバルスペックなマシン。ボディ全体から放たれるオーラがほんと凄いんです、近くの空間が歪みます。

さらに街で見かけたらビビるだろう・・・というのがこちらの「ALPINA Roadster」。アルピナだってだけでもかなり「うぉ!」って感じなのに「BMW Z4」ベースなんてレア度が高すぎる。わたくし「BMW M」にはめっぽう詳しいですが、こと「ALPINA」にはあまり詳しくありませんで、このロードスターのスペックや、希少性は正確には認識していないんです。とはいえ、永きにわたってBMW界隈でクルマ人生を歩んできた者としてはこれが「まぁ〜普通じゃないよね」っていう異世界感はビンビンと理解できる訳です。

アルピナって優雅なブランドだと思っている方が大半だとは思いますが、もともとはかなりレーシ-で「大人向けの超イケてる走り屋クルマ」を世に送り出し続けていたブランド。なのでこのロードスターも走りに関しては一切の妥協がないハズ。大人向けでもより「狂気」をトップコートに乗せてきている「RUF」とは佇まいが異なりますが、ちょっと変態入ってる2台が仲睦まじくこの駐車場で羽を休めている姿はまさに感涙ものです。




更にこのロードスター、「アルピナ・ブルー」や「グリーン」じゃない「アルピナ・ホワイト」に、ブラックアウトしたホイールだという点も、なかなか変態度が高くこのツーショットは好きな人が見ればご飯三杯はいけるんじゃないでしょうかね。

・・・とか思いながら写真を撮っていると、下の方から勇ましいサウンドが登ってくるのがわかります。しばらくして私たちの眼の前を「BMW M3(E92)」「ALPINA B3S」が快音を残して駆け抜けていきます。いやぁ、大晦日にこういうことしてるクルマ好きって結構いるんだなぁ(笑)。

・・・というか、こんなにやすやすと何台もみれるクルマじゃないハズ・・・「ALPINA」って(笑)。




心地よい2台のBMWのサウンドを聴きながらさらにクルマ話を続ける私たちではありましたが、そんな現場には「Yellow Bird」や「Black Bird」はいなかったものの、謎の「White Bird」が気持ちよさそうに空中をお散歩しておりました。




非常にラッキーな偶然も手伝い、ここから私はこのご一行の帰路に混ぜてもらうこととして東京への道を急ごうと思います。

Rt12を先頭に、M235iに続き私の911、そしてBoxster、ALPINA Roadsterの順で仁科峠を駆け上がり「K411」から「西伊豆スカイライン」へ入ります。特に広いわけでもない峠道を650ps overのRT12が気持ちの良いペースで先導し、5台は車間を自在にコントロールしながら思い思いのペースで駆け抜ける。真っ青な空に、乾いた路面、前後から聞こえる勇ましいエキゾーストノート。これ以上の走り納めがどこにあるんでしょうか。

あっしの911も「Sport mode」+「マニュアルシフト」を使ってワインディングのリズムを作って行きます。途中の立ち上がりで思わずキックダウンスイッチを蹴ってしまい、3速で中間加速を伸ばそうとした直線を2速で思いっきり加速してしまった際は、「キックダウンモードに入ったので、シフトアップはオートですんだろう」と思い込んで安穏としていたら見事に2速のレブにぶち当たるという失態を犯し、マニュアルモード時は「なにがなんでも自分でシフトアップ」という法則を学びました(笑)。

また、3速で回り込んで行くだらだらと長い中速コーナーではステアリングの切れ角以上にマシンがインへ寄ろうとするある種の「ひっかかり」の様な挙動が出現し、あるしきい値以上のコーナリングの際に出現する「PSM」や「PTV」の制御なんだろうな・・・と思って走っていましたがちょっと制御感が強いので、これは若干違和感っすね。逆にこれを逆手に取ればもっとイージーにこの手のコーナーの旋回速度を上げられそうですけどね。

ワインディングではスポーツモードに加えてスポエギもONの状態なのでスロットルOFF時には後ろから「バリバリバリ!」というひと頃のミスファイアリングシステムの様なサウンドが入る点はなんともレーシーで気持ち良いものです。個人的な感覚ではこの音が一番出るモードは「スポーツ」で、「スポーツプラス」の場合は燃調が異なるのかスロットルOFF時のマナーは大人しくなる印象なんです。

なので「イケイケ・輩(ヤカラ)モード」として「スポーツ」は演出されているのではないかと考えています。




・・・西伊豆スカのとあるコーナーへアプローチしていると、左側の駐車場に先ほどのM3とALPINA B3Sが止まっているのが視界に入ります。先頭のRUFに導かれるまま通過し、近くの「だるま山高原レストハウス」に5台を止めた直後、その2台も合流。どうやら、これまたご一行のお仲間だった様で(※ご一行は元々全員ALPINAに乗っていた経緯がある故)大人7人「大晦日に何やってんだ!(笑)」と妙な連帯感を共有し走り納めの輪は広がってゆくのです。

下道で沼津まで抜けてゆくというM郎さんとはだるま山で別れを告げ、最終的に残った4台は伊豆縦貫道から新東名「長泉沼津IC」へつなぎ高速へ合流。「鮎沢PA」で最後の休憩後、解散となりました。

途中まではソロツーリング、帰路はクルマを連ねてのツーリングというまさに「一粒で二度美味しい」走り納めを期せずしてすることとなり、夕方前には自宅へ帰り着きましたが最高に満足出来る1日となりました。

なんだかんだで「7時間46分」の走行時間と、合計「455.8km」の走行距離となり、距離的にはもう100kmあってもいいかな?という感じではありますが十分な内容のツーリングです。




走り終わってみれば、見事にハイオクを使い果たし「燃料警告」が点灯しています(笑)。普段は一番上の「FUELアイコン」は白ですが、残燃料が乏しくなると警告メッセージが画面いっぱいに出た後、アイコンの色が「黄色」となります。(これ、もっと無視していると最後赤になるんでしょうかね・・・?)


(ご参考までに標準時のアイコンはご覧の通り白です)


急な合流にも関わらず仲間に混ぜていただいた「Shimaさん」「M郎さん」「suite-spiralさん」そして「wataさん」どうもありがとうございました。お陰様で素晴らしい大晦日の走り納めとなりました。

最後の最後に刺激的なクルマとドライバー達とタンデムできたことで、更に991の挙動やクセを知ることができました。あとは来年ジムカーナとかで振り回すともう少し分かりそうだなぁ。ま、そこはカスタマイズと合わせて、2017年にゆっくりほぐしていきたいと思います。もちろん、その前にクルマが完調になるように細かなメンテも進めないといけないですね。超細くても気になるポイントはチェックチェックです。




ん〜、暖かくなったらまた西伊豆もリベンジしよう!
楽しいワインディングは最高の癒しだなぁ。寒い冬も楽しいけど、早朝から夕暮れまで凍結気にせず走れる季節が待ち遠しい!

みなさま本年もどうぞ宜しくお願いします。

ではまた!




4 件のコメント:

wata さんのコメント...

いやしかし、偶然にも程がありますねぇ(笑)。
宇久須からのヒルクライムを終えて一息ついていたら、下界から尋常ならざる速度で近づく排気音。
「あ、ポルシェだ」「991だ」「・・・Yubaちゃんだ!」とビックリ仰天です。
結果、トラブル・シューティングに尽力いただいたり、帰京までのドライブにおつきあいいただいたり、本当にありがとうございました。
Rt12のそれに匹敵するカレラSの爆音、オープン・トップで堪能させていただきましたよ(笑)。

Gulf Racing 9 さんのコメント...

wataさん

こっちの方走ってそうだよなぁ、大晦日でも容赦しないだろうなぁ、と思いながら走っていたらマンマと視界に
サファイア・ブルーを見つけた時は「にんまり」というより「爆笑」に近いものでした(笑)。

トラブルシューティングは考えられうる最善の形で終えることができて本当に良かったですね。みなさんのチー
ムワーク、恐れ入りました。縦貫道、そして東名海老名周辺の渋滞には閉口しましたが、走ってないと死んでし
まうのか、少しでも空いているレーンめがけて進路を変更してゆくBoxsterを後ろから見ておりました。

エキゾーストは僕が乗ると大抵すごい音にエイジングされてしまうので、1年後あたりはもう少しうるさいと思い
ます(笑)。・・・でも、wataさんのBoxsterも実は結構いい音出しているのは、おそらくご自分でもお気づき
かと思います(笑)。

suite-spiral さんのコメント...

先日はどうも。

この991のカラーは写真での再現が難しいですが、とてもいいですね。
ホイールベース延長によって齎されたデザイン上の自由度を上手く活かした991のフォルムを引き立たせていると思います。

不運は引きずったり続いたりしますので、あの後の西伊豆スカイラインは気持ち良く駆けて、走りへのモティベーションを整えることを主眼に引っ張らせて頂きましたが、そのような気遣いは無用でしたね。皆さん、気持ちの切り替えも、ペース配分も素晴らしく、バックミラーで見ていて清々しかったです(笑)

蒼く澄み渡った高原の空に美しく抜けていった重奏音が最高でした。

Gulf Racing 9 さんのコメント...

suite-spiralさん

コメントありがとうございます。また先日は途中より混ぜていただき本当にありがとうございました。
写真をやっていると人間の眼(脳)の優秀さを感じることが少ないくないですが、このCarreraSの色
も実に再現が難しく、肉眼で見ている時のなんとも言えない深い色味と質量感のある塗面の雰囲気は最
高なんですけどね。

峠、タンデムに慣れている方独特の後方を意識しながらペースを作られている感じがとても後ろを走っ
ていて心地よかったです。皆さんとは初タンデムでしたのでどのペースで付いてゆくべきか、はたまた
付いて行けるのか色々走り初めは不安でしたが、結果最高に楽しむことができました。それもこれも
suite-spiralさんの素敵なイニシャルペースの作り方だと感謝しております。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。